三月生まれの生存戦略

Twitterで言えないこと書きます。3月生まれで苦しむ子羊たちの先導者になります。

配信サイトTwitch にて行われているアニメの違法視聴について 思索 xQc ハンターハンター

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この記事は大して理解していない人間が雰囲気で描いています。ここの情報を鵜吞みにするのはやめましょう。自分が納得するために書いたものであり、他者を納得するために書いているわけではありません。

 

経緯

Twitchという配信サイトにて、トップストリーマーたちがテレビ番組やアニメなどをAmazonプライムビデオのウォッチパーティ機能などは使わずに配信に載せているという行為が跋扈しています。いわゆるTV show meta

 

なぜこうなったのかの流れはよくわかりませんが、どうやらTwitchでMaster chefという料理番組がバスり、それをトップストリーマー達がみんなミラー配信するという現象が起きたようです。しかし、権利元からDMCAを食らいVOD(録画のこと)を削除されることとなりました。

 

 

海外の解説動画

youtu.be

 

 

 

 

Pokimane氏、2日間の停止処分

Twitch界の女王Pokimane氏が、「アバター 伝説の少年アン」というアニメ?をミラー配信していたところ、二日間の停止処分となり、これが波紋を呼ぶ事態となりました。

このトレンドの最初の被害者なわけです。

 

まぁ、ライセンスもなく他者の著作物を配信したわけですからこうなるのは当然でしょう。

#freepokimaneなるハッシュタグ爆誕しました。

 

 

 

さて、この一連の問題にあたっていくつかの用語を解説します。

 

DMCAとは

DMCAデジタルミレニアム著作権法のことで、Web上に存在する(デジタル化したもの)著作物に関する内容が規定されています。 この法律はアメリカで施行されているため、日本では適用されません。

 

 

help.twitch.tv

 

DMCA は時代遅れ、現代のテクノロジーにおけるコンテンツ消費に合っていないという擁護を見ましたが、さすがにボロクソに叩かれていました。改正されても無料でストリーミングされるようなことにはならないでしょう。

 

safe Harbor

特定の状況下、または一定の条件などの基準を満たした場合には、違反や罰金の対象にならないとされる範囲のこと

 

 

en.wikipedia.org

限界突破?彼らが違法視聴する理由

 

DMCAの制限を押し上げるために、彼らはどの水準ならいけるかの実験を始めたそうです。Disguised Toastというストリーマーがナルトやデスノートの全話視聴をし始めたそうです。xQcのハンターハンター視聴もそうでしょう。

それは限界にチャレンジしているらしい。

ある種の社会実験のようなものになっています。

 

いや、アウトだろ。

 

 

 

合法的な手段としてtwitchではAmazonプライム・ビデオのウォッチパーティができますが、それを利用できない国やプライム会員でないと見れないという理由から好んでいないようです。ストリーマーとしては多くの視聴者を優先するのは確かにそうですが…

 

 

この馬鹿げた火遊びはいつまで続くかわかりません。

 

ストリーマーの問題ではなくtwitch側問題か

Twitchにとってはこの違法視聴の流れを止める権限はないのです。アニメの著作権保有者がDMCAの削除命令に従うことだけです。

 

日本でもニコニコ動画に映画がまるごとあったり、アニメがあったりしますが、権利者からの要請がなければ何もできないのと一緒です。

 

Twitchには、著作権侵害の申し立てに関して法的判断を下す権限または能力はありません。当社のサービスの利用および当社の口座保有者の行動に関する法令および裁判所の判決に従うことが当社の方針です。 DMCAおよび同様の法律では、Twitchが「仲介者」として機能し、権利所有者からの侵害の申し立て通知とアカウント所有者からの異議申し立て通知を処理し、影響を受ける当事者に通知することを求めています。紛争を解決するのは、権利所有者とアカウント所有者の責任です。

この申し立て/異議申し立てプロセスを促進することに加えて、Twitchは次の責任も負います。

  • DMCAおよび同様の法律の要件と一致して、通知および異議申し立て通知に含める必要があるものの要件を設定します。
  • アカウント所有者に向けられた通知、アカウント所有者からの異議申し立て通知、およびこれらの紛争に関する裁判所命令を追跡します。と
  • Twitchの著作権侵害を繰り返し行うアカウント所有者の適切な状況での終了を要求するポリシーを採用し、合理的に実装します。これを「リピート侵害者ポリシー」と呼びます。これについては、以下で詳しく説明します。

Twitch.tv - DMCA Guidelines

プラットホーム側の著作権問題で、YouTubeViacomが争いましたが、和解という形で収まりました。Wiki参照。

 

en.wikipedia.org

 

Fair use に該当するかどうか。

フェアユースとは、一定の条件を満たしていれば、著作権者から許可を得なくても、著作物を再利用できることを示した法原理です。 フェアユースが必ず認められるような魔法の合言葉はありません。 第三者著作権を所有する作品を使用する際に、フェアユースとして保護される保証はありません。

 

 

ゲームはどうなの

例えば、無料バトロワFPSのAPEX legendは、コンテンツ自体は基本無料であり、課金スキンやバトルパス、レジェンドの購入などで収益を伸ばします。そのコンテンツ自体の盛り上がりが売上に直結するので、ストリーマー達の活動は売上に大きく影響を及ぼします。彼らの配信活動がそのまま広告になるのです。

 

しかし、ストーリーが重視されているゲームはどうなのでしょうか。FFやドラクエといったRPGなどは映画やアニメと同様にストーリーがメインコンテンツであり、それをそのまま配信で流すことは購入せずとも動画、配信を見ればいいとなってしまいます。

しかし、制作会社側も配信によってどれだけ売上が落ちたかを示すことは難しいですし、仮に裁判沙汰になってもどちら側も不利になるような結果になるかもしれません。

既にある程度売上が出て人気だから配信するのか、配信されているから人気なのか、その因果関係は明確ではないですし、相互関係でもあります。

グレーゾーンの領域なわけですが、任天堂などの動きから、ストリーミングがサポートされているのも事実です。

 

 

今後どうなるか

 

 

 

著作権親告罪ですし、視聴者の1人としては違法視聴配信を止めようがありません。

権利保有者がどう判断するのか、twitchがどう対処するのか、ことの展開次第では配信業界を大きく揺るがす事態になるかもしれませんね。