三月生まれの生存戦略

Twitterで言えないこと書きます。3月生まれで苦しむ子羊たちの先導者になります。

読書備忘録

今後について

ぜ前回の記事と少しつながります。 odamakidan.hateblo.jp SIRモデルとは 宿主集団を未感染の感受性固体(S)感染個体(I)回復個体(R)をグループ分けしその数の変化を微分方程式で表すコンパートメントモデルである。 感染個体が回復しても感受性固体に戻…

コロナと経済成長

憂鬱なタイトルだがそうとしか言いようがない。感染症との闘いでよく言われるのが経済と感染防止のトレードオフだ。感染者がいくら増えようがもう自粛要請などは出す気はないだろう。 個人的には「新しい生活様式」だとか「withコロナ」などの言葉はきらいだ…

幸福に生きよ!

人はなぜ生きるのだろうかという問いはナンセンスである。 「およそ語られうることは明晰に語られうる。そして、論じえないことについては、人は沈黙せねばならない」 世界は成立している事柄の総体である。 世界は事実の総体であり、ものの総体ではない。 …

書評 努力2.0

「ときど」というプロゲーマーを知っているだろうか? ストリートファイターという格闘ゲームで世界一になったプロだ。 2013年頃から勝てなくったらしい。当時のときどの勝つ仕組みは 人に先んじてゲームの要点を捉えそれにあった「簡単で強い行動」を型道理…

ハイマンミンスキーの金融不安定仮説 By 金融恐慌

時期が時期なので金融恐慌論に取り掛かる。 この本を図書館で借りてから返済期限がとっくに過ぎているので駆け足でw 本書で採用された研究方法は問われるべき主題の性質から、制度的かつ動学的そして歴史的方法である。なぜ制度的方法であるかといえば、戦…

書評 信用恐慌の謎 

最近、自分は金融不安定性に注目している。暴落、恐慌、それらはなぜ起こるのか、どうしたらいいのか。 暴落は周期的に発生している。 1987年ブラックマンデー 1997年アジア通貨危機 2008年リーマンショック ほぼ10年おきだ。 2017年にはこれらと並ぶ恐慌は…

ミンスキーのビジネスサイクルモデル

ミンスキーのモデルでは、金融機関には三種類ある。一つは保守的な「ヘッジ」型出資者で、その活動は資本コストをまかなうだけの所得を生み出す。「投機」型出資者は資産価格の上昇分によって負債の元利返済を狙っており市場をさらに高騰させる。そして「ネ…

「現代マクロ経済学」 ジェームズ・K・ガルブレイス

本記事はポストケインジアンのジェームズ・K・ガルブレイス著書の「現代マクロ経済学」の紹介である。この著書の中から主にポストケインズ(以下PK)の理論を紹介する。ガルブレイスと聞くと彼の父親であるジョン・ケネス・ガルブレイスの方が有名であろう。…

西洋の自死 書評

// 今回の書評は「西洋の自死」だ。 この本はEUが移民を受け入れて崩壊したということを論理的に述べている。 今イギリスがEU離脱で騒がれていてとてもタイムリーな記事になるだろう。 著者のダグラスマレーはイギリスのジャーナリストでこの本はイギリスで…

スタンフォード式 最高の睡眠 書評

// 2020年最初の本がこれ。と言っても実は買い間違えた。本当はこっちを購入するつもりだった。 まあでもいいや・・・ こっちも読みたかったわけだし。 しかし、表紙が微妙に似てね? レイアウトも似てる。表紙は同じデザイナーが仕事したのか? 購入理由は…

書評 落合陽一『日本再興戦略』

// えー、大した知識も見解もない自分の書評です。 今回は、落合陽一氏の「日本再興戦略」 落合陽一氏の説明はまあしなくてもいいでしょう。私自身把握していませんし。 まあ、本の中身についてですが、 まず、前半部分は日本の分析でそのあとは政策を延べて…