瑠奈「ごめんね、ぴ...(笑)」 もこう「そ、そんな、瑠奈ちゃん、どうして....」 実業家「うるさいなあ、もう消えなよ」カチャ もこう「!」 ビリビリ‼︎ドッカーン!! 実業家「うびびび」(拳銃に落ちた雷から感電) 池田大作「南無妙法蓮華経!もこう君!無事か!」 もこう「先生!」
あの時、先生が来なかったら僕は死んでいました。
あの日からこの助けられた命、先生のために捧げようと心に誓いました。
しかし、救えなかった。。。
俺がもっとはやく現場に着いていたら!!!!
俺が敵の情報にまんまと騙されて、、、クソォ!!俺はなんて馬鹿で無能なんだ!!
???「もう自分を責めるのはやめなさい」
誰だお前は。どうしてここにいる。
???「俺は池田大作の孫の池田小作だ。50年後の未来から来た。お前の力が必要なんだ」
50年後の未来?先生の孫?何を言っているんだお前は?さては貴様は組織の刺客か?俺をまた騙しに来たのか!!
池田小作「違う。まぁでも信じてはもらえないだろうな。実際に経験しないとわからんだろう、ここで今ゲートを開く。そこから動くなよ。」
なんだ、地面が青く光りだしたぞ。これは先生の力。。。まさかこいつ本当に孫なのか!?
~50年後の未来へ~
なんだここは、廃墟か?いや、高層ビルがすべて倒壊している、一体地上で何があったんだ!
池田小作「ここは50年後の東京。過去から来たお前のために説明してやる。50年後の未来では池田大作の息子、池田中作が政治、経済界すべての実権を握り最悪の独裁者が君臨した。それに危機感を持った米国と日本の関係が悪化、国際社会から隔絶された。しかし池田中作は動じなかった。自分が世界の支配者になれる確信があったからだ。」
確信?どういうことだそれは?
池田小作「中作には祖父と同じく超能力があった。お前を助けたその力だ。その眼で見たのならわかるだろう。あの力の凄さが。だが中作の力は祖父の大作の何倍も格上だ。一人で国家転覆できるほどのな。奴の雷撃によりいくつもの都市が焦土と化した。国際連合軍と池田中作の戦争が起きた。その結果がこれだ。本土決戦で何人もの国民の命が犠牲になった」
それで池田中作はどうなったんだ?
池田小作「アメリカは奴は死んだ、我々は勝ったと報道している。だが事実は違う。奴はまだ生きている。今は力を蓄えまたこの地上に姿を現す。俺はそれを阻止する。そのためにはお前の力が必要なんだ。池田大作の本当の息子である池田極作(いけだきわみのさく)」
池田極作「俺が実の息子だと。。。?こんな時に冗談か?俺には力はない。それに俺が息子なら中作は何なんだ?生き別れの兄弟とでもいいたいのか!」
池田小作「そうだ。正確には腹違いだがな。力に関してはいずれ覚醒するはずだ。冷静に考えてみろ、ただの一般人をなぜ祖父は助けた?力まで使って。お前を助ける理由があったんだよ。ずっとお前のことを見守っていたんだよ空の上から」
池田極作「確かに俺を助けてくれたのは謎だった。そんな俺が息子だなんて」
ゴゴゴゴゴゴゴ
池田極作「なんだ、この地鳴りは!?」
池田小作「まずい、中作が目覚めたんだ、そんな馬鹿な早すぎる!いったいなぜ」
池田中作「ゲートの設定をこちらで変えさせてもらった。俺がちょうど目覚める時期にね。未来視でお前がどういう行動を取るか把握しているからな。危険因子は速やかに排除する」
池田小作(俺にはもう二人分を転送させる力は残っていない。俺が囮になって親父だけでも転送させるしかない・・・!)
池田極作「またあの青い光だ!おい小作を何を考えてやがる!」
池田小作「あとは頼んだぜ、親父。未来を救ってやってくれ」
うびびびびびびび
池田極作「小作ッーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
~転送完了~
池田中作「チッ・・・極作は逃したか、どこの時代に転送された?」
池田上作「10年前のあの日でございます。中作様」
池田中作「フン、あの日か。極作お前も知るといい、この世界の残酷さを。知ればお前も俺に賛同するはずだ。なぜおれが世界を敵に回してでも叶えなければならないことを。。。」
共に往こう兄弟、親父の悲願のために。
~10年前 2063年~
池田極作「ここはどこだ。俺はたしか…池田小作と一緒に…」
短期間の時間移動は脳への負荷が大きい、そのため池田極作は記憶障害を起こしていた。
池田極作「今は一体いつなんだ、ここは?病院か?みんな怪我をしているし、白衣の姿の人が助けに動き回ってる」
???「次はあなた、どこか悪いとこはありますか?」
池田極作「いや、俺は軽く頭痛がするだけで・・・」
???「ドックタグもない、兵士ってわけでもないのか、ここは危険になる。動けるなら早くはなれたほうがいい」
ナース「池田先生、先ほどの患者の容体が!」
池田中作「ああ、わかったすぐ向かう」
名札から池田中作という文字が見えた。俺と同じ苗字なのか。
続く