今回のコロナウィルスであまりにも後手後手な対応をした安倍政権。その姿は東日本大震災の時の民主党レベル。けれどね、悪夢は巡りそして終わらないものだろう?
僕は2025年くらいまでは安倍政権だと予想していたが、事態は予想を超える速度で変わる恐れがあるかもしれない。
今回はその予想をしてみよう。
対立軸の変動
今回のコロナで大きく変わったポイントの一つに対立軸の変動がある。
従来のイデオロギー対立では、右派VS 左派だったわけだが、グローバリズムVSナショナリズムの対立軸になっている。有識者であれば消費増税の時にすでにこの対立軸に気づいていたのだろうが、大衆レベルまでではなかった。今回は大衆が気づくレベルのターニングポイントになりかけている。
保守系言論人がついに内ゲバし始めたのも大きい。百田氏の告発だが。トカゲの尻尾切りというべきか?
保守派で言えば、安倍内閣支持派(グローバリズム)VS安倍内閣反対派(ナショナリズム)で分かれていたが、YOUTUBEで言えば、虎ノ門ニュース派VSチャンネル桜になる。
この辺の対立が明確に出たのは、移民法改正の時と消費増税だろう。
左派側はまとまっているかというと、れいわ新撰組と立憲民主の対立だが、こちらもナショナリズムVSグローバリズムの対立軸。
野党全体で見れば、消費増税派VS消費減税派になる。
消費増税派にいるのは立憲民主だろう。いや、正しくは立憲内部にも消費減税派はいるが(これは自民党も同じである)トップと経済ブレーンが消費増税派なので期待する意味はない。
ブレーンは名前は伏せるが斎藤○氏や田○氏だろう。支持者に絡まれたくないのでだいぶ端折りましたが。その辺の周りをTwitterで追ってるとよくわかる。
今回のコロナでなぜ対立軸が表面で浮上したのか。
それは初期の対応でインバウンドを捨てきれず入国拒否という選択肢を取れなかったことと、積極財政への転換を出来ずじまいということ。
融資の5000億というのも民間に借金を強いること。
財政出動でもなんでもないんだが。
総需要拡大をする必要があるのに、なんで民間部門の負債を強制的に拡大させるのか。
もしそんなことをすれば内閣解散に拍車がかかるだけだが。
そもそもね、税収というのはマネーストックの減少であり、政府支出というものはマネタリーベースの送金なので、僕たちの納めた税金から支出されるわけではないんですよね。
この辺の詳しいことは過去のブログで散々述べました。ちゃんと自分の過去のブログを読み直していけ。
安倍内閣が解散したらどうなるのか。
候補としては、麻生、石破、小泉、河野、菅くらい?
麻生氏が一番確率が高いだろう。
石破茂は総理大臣目指しているのなら他の政党から出馬した方がチャンスがある。長期的スパンを伴うが。
小泉進次郎は、、、うん、、、ありえないなんてことはありえない、、、
河野太郎は、現段階では薄いですね、20年後くらい先になるかも。
まあ、総理大臣は自民党員が決めるので。
自民党内部の派閥争いがどうなるかだろう。
すでに解散、総辞職を見越して動いている人たちもいるわけだが。
よく、「安倍やめろと言うが、やめたら次誰がなるんだ!誰に任せられるんだ」
と言うが、個人的には「誰でもいい」わけです。
間違いを認め正しい方向に向かうことが重要なので、
崖に突っ込もうとしてる車の運転手を引き剥がすのに、「次誰が運転するんだ」と言い引き剥がせず、そのまま崖に突っ込んでしまっては全員死ぬだけです。
交代した運転手がまた崖に突っ込むのであればまた引き剥がすだけでは
対案を出せと言うのも言い換えれば、麻薬中毒者が麻薬の代わりをよこせと言っているようなものである。
選挙をやっても変わらないと言う空気感を変えなければ話にならないだろう。
大統領選挙が大きなポイントになる
今年は大統領選挙があるか、今躍進しているのがバーニーサンダースだろう。
トランプに勝てる候補として注目されている。
中道派とか言われているブティジェッジはグローバリストなのでまあないだろう。
しかし、バーニーサンダースは社会主義者というレッテル貼をされているのが難点。
日本でもわかるように社会主義アレルギーというのは一定層いる。
また、トランプ政権が日本と違って経済的壊滅を起こしていないのも、トランプ支持を厚くしている。
今の所、トランプの方が優勢と見ているが、アメリカの民間部門の債務の膨れ上がり方を見るとバブルが今年に弾ける可能性も低くはない。市場の動き次第で変わるだろう。
もし、サンダース氏が当選した場合、その風は日本にも無視できないほと吹くだろう。
またオカシオコルテスの存在も大きくなっている。
この辺の分け目はまた2024年にやってくるだろう。
野党を育てるべき
当然の話だが、今の野党では100年経っても政権交代できない。
立憲民主を野党第一党から引きずり下ろし
立憲民主に反安倍しか唱えないバカ、フェミニストなどを閉じ込める
政治の投票というものは何を優先するかによって大きく変わる。
私にとっては経済政策と安全保障だが、オタク君にとっては表現規制とかになるだろう。
いや、別に私も軽視はしていないが、
そこでインターネットバトルでよく上がっているのが、ネットフェミニストVS表現自由戦士なわけだが、なぜかこれを政局に当てはまると、ネットフェミニストが野党側で、表現の自由戦士たちが与党側になっている。
自民党には山田太郎氏がいるわけだが、これを好ましく見ていない。
自民党を内部から変えるというのがほぼ不可能。
これは移民反対派、消費増税反対派の某自民党議員が比例代表で90万票くらい稼いだ人物が結局、党議拘束に縛られ、賛成したからだ。
もし、自民党の表現規制を内部から変えることができるのは、それは自民党全体が変わったのではなくて表現規制に関する利害が弱かっただけであろう。
僕はこの利害が弱いかどうかはわからないが、仮に表現規制を阻止できても、インボイス制度などでフリーの絵師は潰されるだけだ。インボイス制度を止めるには消費税そのものを動かさなければいけないわけだが、ご存知の通り、この消費税の利害関係は大きい。
自民党から出馬したせいで「表現規制反対票」が表現規制派の党に流れ、そして消費増税も肯定的とみなされる。
また、表現規制法案が出され党議拘束で賛成に投票することになった場合、
党内に残るという選択肢を選ぶ可能性が高い。
そして残っても一人でも純粋に反対し続けて中から変えてやるんだと訴える姿にオタクたちは感動して投票し続けるだろう。そして表現規制をやりながら反表現規制の票を獲得できる。
そしてネットフェミニストの存在が拍車をかける。
ひたすら敵を作ることに特化している連中なので
それが後ろ打ちになっている。応援団といっても差し支えない。
プロレスかな。
結局、野党不信というのが今の与党支持に直結しているので、やはり、対立軸構想にあった野党を育たせないといけないわけだが、これまた難しい議題である。