三月生まれの生存戦略

Twitterで言えないこと書きます。3月生まれで苦しむ子羊たちの先導者になります。

たまごっちのおうちが火事になっちゃった!犯人はだれ?

 

たまごっち図鑑/くちぱっち - たまごっちみーつ非公式攻略/サポート Wiki*

 

 

 

 

「ちゃっかおんふぁいあっちは動物に火をつけて生贄にすることができる。

でも、暴力的なのはまめっちの方だ。僕が自分自身を守らなければならくなるとまめっちがやってくる。彼の方が強いから、僕は引っ込まなくちゃならない。」

 ーたまごっち(放火により有罪)

 

たまごっちは自分の中にいる者たちに名前をつけていた。たまごっちは彼らを、自分の体の中にいるそれぞれに力強い個体として経験していた。常に抑制しているわけではなかった。

 

数多くの暴力事件を起こしていたにも関わらず、彼は自分のことを「生まれつきおとなしい」といった。

そんなある日、極度に自殺願望の強い受刑者で、密かに”気象予報士”というあだ名がついていためめっちが(乖離状態にあるとき、気象に関する専門知識を披露したことがあった)、自分の「セラピスト」のところに連れて行ってほしいと懇願する出来事があったが、その「セラピスト」とはたまごっちのことだった。

気象予報士が会いたがっていると知らされたたまごっちは通話中の電話を急いで切って再び電話口に戻るまで、10分近くの間、穏やかに愛情を込めて、希望を捨てないようにと気象予報士に助言する様子をわたしは目撃した。

たまごっちはその日、その出来事の前に、

「急にカッとなるんだ。ぶっ放せ!ってね。人を殺すのはどんな気分なのか知りたくなるんだ」と私に打ち明けていた。

どちらが本物のたまごっちか。見極めるのは難しかった。

実はどちらも本物なのだ。

 

興味深いことに、こうした解離を生じる犯罪者たちに、彼らが受け入れていない側面をどの程度自分自身の一部と認識しているか尋ねると、彼らはそれは決して自分の一側面などではなく、自分とは別の自律的な存在だと頑なに言い放った。極度の乖離を生じる人たちは、そうした彼らにとっての「他者」の部分は異性であると述べたり、自分とは異なる人種や文化や民族に属すると述べたりした。