第一話
「コンビニいくぜ❗️」
ツイートした5秒後に彼はトラックに轢かれた。。。
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7月の中頃の夜。俺はいつも通りコンビニで夕飯を買いに行った。いつも買う物は店に着いてから決めているのだが今日は予め決めていた。
『蒙古タンメン中卒』
巷で話題の商品らしい。流行り物はあまり好きな性格ではないのだが、なぜか気になっていた。
流行の品を買うのは世間に染まる様で自分の意思で選ばず世界に決められてる様で嫌いなのだ。
俺はそんな事を考えながら街中のコンビニに向かってる途中で異変に気付いた。
街は静まり返ってる。終電はとっくに過ぎており人々は寝静まってるのは当たり前のことだが物音一つもないのはおかしい。車の音、虫のさざめき、風の音すらなく、暗闇に響き渡るのは自分の足音だけで酷く不気味だ。普段の街の音はうるさく独りになりたい俺を邪魔してきたが、今日ほど誰かに会いたいと思った時はないだろう。それほどこの静けさは不気味だった。俺は人と接触するのが苦手だった。会話も上手く続かない。だからSNSも上手く利用できなかった。フォロワーとも上手く付き合えず毎日殺害予告されTwitterをやめようとすら思い始めてる。そんな憂鬱に過ごしてる毎日に飽きてきた。俺も自殺しようかなと思ってた。
もしいま道路にでて車が来たら。。。そんな事を不意に思い飛び出てしまった。
飛び出た瞬間は世界は色を取り戻した。いつもの風景と同じ車が走り、音が聞こえる。
それ気づいた時、私の身体は宙を回った。そしてまた暗闇に閉ざされた。
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赤スパもらったら第二話書きます